秋の一日、あまりにも晴天だったので埼玉県秩父市の『三峯神社』に行ってきました。
平日にふと思い立ってすぐに動けるというのは、引退した身の特権です。
関東ではパワースポットとして知られる人気の神社ですね。

埼玉県に長く住んでいるにも関わらず、一度も行ったことがなかったのですが、ナビアプリで所要時間とルートを調べると、自宅からは結構な時間がかかるようでした。意外に遠い…。
ドライブのお供は「カーナビアプリ」
車はもちろん、愛車ジムニー。
ナビシステムではなくパイオニアのディスプレイオーディオを付けているので、スマホを接続して Android Auto を起動します。
Android Auto の場合、普通はカーナビのアプリとして「Googleマップ」を使いたいところですが、交差点名が表示されないことや狭い道に誘導されてしまうことが多々あるので、いつも「Yahooカーナビ」を使用しています。
Yahooカーナビも高価なナビシステムと比べるとそこそこ癖はありますが、新しい道路や店舗も反映されるので慣れると快適に使えます。
ルート検索、それは正義か?
事前のルート検索時に、三峯神社に通じる道路で通行止め箇所があることには気付いていました。具体的には、三峰口駅付近から大滝までの途中のようです。
ルートを確認すると迂回路が表示されていたため、大丈夫だろうと車を駆り出しました。
実は、この時点でもっと詳しく調べておけばよかったのです。
ルート案内通りに、秩父の中心部を過ぎて国道140号を大滝方面に向かいます。
三峰口駅付近を通過した後、しばらく行くと本線とは別に右側に工事中(警備員が立っていたのでわかりました)のトンネルのような道路が分かれていました。
前を走る車両が何台か右折してトンネルに向かうのを横目に見てはいたのですが、ナビ画面にはこんなトンネルは表示されていないので、そのまま真っすぐ140号を進みます。
ジムニーの冒険が始まった(汗
そして、いよいよ通行止めの地点が近づき迂回路へと案内されることになりました。
これがとんでもなく狭い脇道で、しかもいきなり傾斜のきつい坂道だったのです。
勢いで登っていってしまったのですが、途中で引き返したくても急カーブが続き、そんな余裕はありません。
マニュアルトランスミッションを2速のままふかしながら、ハンドルを握る手も緊張で固くなっています。対向車とすれ違えるような幅はなく(運良く一台も合わなかった)、左側も崖スレスレに切れ落ちているところさえありました。
やっと迂回路から140号に合流できたときには、手のひらにじっとりと汗が…。時間にして5分ほどだったと思いますが、感覚的には30分くらい走っていたように感じました。
軽自動車、しかも4WDのジムニーで良かったなあ、と感謝したのでした。
ナビアプリを信じちゃいけないよ!
そして少し進んだ先に、なんとまた工事中のトンネルが見えました。
驚くことに、そこから次々に車が出てきます。もしかして先程のトンネルの出口なのか? 本当の迂回路は、このトンネルだったんではないだろうか?
あとになってから調べると、この通行止め区間は7月の大雨で発生した土砂崩れによるもので、長期に渡って復旧工事が続いている大規模なものでした。
大滝や三峯神社方面への交通手段を確保するために、まだ工事中の大滝トンネルを臨時に通行させるようにしたらしいです。
工事車両も行き交う未舗装トンネルで、一般車両の制限速度を15kmとして暫定的に運用しているのですが、もともとこの区間をエスケープする目的で直線トンネルとして作られているため、あっという間に迂回できてしまいます。
この区間は何度も土砂崩れ等の災害に見舞われたということなのでしょうね。
Googleマップを見直した
ところで、Googleマップでルート検索してみたのですが、しっかりとこのトンネルが迂回路として表示されるんです。驚きました。

どうやらYahooカーナビ無料版の更新はそんなに速いわけではないようです。
有料版であれば即時更新されるみたいですね。
平日でも人気の三峯神社
ということで、その先は順調に進み、無事に三峯神社にたどり着きました。
平日にも関わらず、駐車場の車や人の数に驚きました。週末や連休は駐車場に入れないんじゃないのかなあ。
僕のように引退した高齢者の方々が多いのはもちろんですが、比較的若い人たちもそこそこいたので、働き方も自由になってきたんでしょう。
もっと狭い敷地かと思っていたら、かなり広くて幽玄な雰囲気を持つ神社でしたね。
パワーを授けられたと信じながら、迂回トンネルを通って帰路につきました。



まとめ
今回は、カーナビをアプリまかせにすると痛い目にあうという教訓を得ました。
特にYahooカーナビの無料版は、更新頻度がそんなに速いわけではないようなので、即時更新を希望するなら有料版を使うか、少し不安な場合には迷うことなくGoogleマップを使用したほうが安心です。
それよりも、事前に災害などの交通情報はしっかりと確認しておくということが必要ですね。
ここはテキトーではだめなのですよ。

