ただ捨てる前に考えて、買取とフリマのかしこい使い方

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捨てる前に考えたい!買取orフリマ?

シニアの片付け術について、4回目の記事です。
いざ、片付け(処分)を始めようとして悩むのが、捨てるか、譲るか、売るかの3択ではないでしょうか?

捨てる場合は、ものによって無料か有料かに分かれ、しかも自治体毎にルールが異なります。
売る場合はどうでしょうか?

仕事を引退し収入が減少する中で、少しでも売れそうなものがあるのであれば、捨ててしまうのはもったいないですよ。
今回は、不要なものを処分する中で「売ったもの」とその手段についてまとめました。

目 次

売れそうなものは、どんな「モノ」?

写真や郵便物、書類等の個人情報に関わるものは売りには出しません。
これは、以前に記事にしたとおり、処分をするのにも注意が必要です。

では、売れるものっていったい何?
買う人が存在しそうなものは、基本的に売れます。
難しいのは、こんなものを買う人がいるの?という需要を知ることです。

買取か、フリマサイトか、どう見極める?

現在、不要なものを売る(お金に換える)手段は、「買取」または「フリマサイト」や「オークションサイト」への出品でしょう。

捨てようとしているものが売れそう(需要がありそう)かどうかは、フリマサイトやオークションサイトで商品検索するのがもっとも早道です。

フリマサイトはいろいろありますが、僕は普段から『メルカリ』を利用しています。
オークションサイトは『ヤフオク』が有名ですが、店舗参加者(プロ)が多いのと入札時間を気にする必要があったりして少し面倒なので利用していません。

メルカリでもオークション販売ができるようになりました。

まず、『メルカリ』で検索してみる

『メルカリ』で検索をする際、商品名の入力にはコツが要ります。

例えば、単に「iPad」と入力するだけでは、出品している人の数が多いため検索結果も膨大になってしまいます。それだけでは自分の持っているiPadと同程度のものかどうかがわかりにくいからです。

最低でも「iPad air」とか「iPad mini」「iPad 第10世代」くらいまでは入力してみます。

また、逆に正確な商品名がよくわからないのであれば、とりあえずカテゴリー的な言葉を何個か組み合わせて入力して大雑把に検索したあとに絞り込んでいきます。

例えば「オルゴール アンティーク」などのようにです。

一旦検索結果が出たら、さらに絞り込み検索をおこないます。

このときに絞り込み項目としては、「販売状況」を「売り切れ」に、「出品者」を「個人」にチェックするとおおよその売れた価格を把握できます。

なお、どんなにアバウトな検索をしても商品が出てこないときは、ほとんど需要がないと思ったほうが良いでしょう。

「売れそう」とわかってから考えたいこと

検索をして「売り切れ」となっているのであれば、需要がある商品です。
その場合、いくらで売れたのか、配送料はいくらかかっているのか、を確認します。
なぜなら、メルカリでの販売価格がそのまま出品者の収入となるわけではないからです。

メルカリの販売にかかる費用

  • メルカリの販売手数料:販売価格の10%
  • 配送料:梱包サイズ、配送方法による(送料は出品者が負担することがほとんどです)

販売価格から上記を除いた金額が『メルカリ』から支払われます。
例えば、A4サイズの本を1,000円で出品して売れた場合は以下のような収入となります。

販売価格1,000円
メルカリ手数料100円
配送料210円(らくらくメルカリ便、ネコポス利用)
収 入690円

この他に梱包するための資材や時間・労力が必要です。

いかがでしょうか?
1,000円で売れればこの程度ですが、500円で売っても送料は変わらないので、その場合の収入は210円です。販売価格の半分にも満たない金額なんです。

安くすればするほど売れる確率は高くなりますが、「労多くして益少なし」にならないように値付けはよく考えなければなりません。

『メルカリ』の最低販売価格である300円で出品されている商品もみかけますが、実質的な収入を得ることよりも販売実績を作るためにおこなっている方が多いようです。

「売り切れ」までの期間にも注意

また、「売り切れ」た時期についても、つい最近なのか何ヶ月も前なのかを確認します。出品してから売れる期間が短い商品ほど、人気があったりそれを欲している人がいるということです。

逆に「売り切れ」までに長い期間を要したものは、売れにくい商品であることが多いのです。

そうやって振り分けし、自分自身がフリマサイトで売ることに価値が見いだせないような商品であれば、買取という手段を選びましょう。

買取に出す場合を考える

個人的には、以下に該当する場合には買取を選んだほうが良いと思います。

フリマサイトでの発送作業を面倒に感じる商品

個人相手のやりとりのため、出品するものの内容、形状やサイズによっては梱包に工夫がいります。
ちょうどいいサイズの段ボール箱が用意できなかったり、壊れそうなものであれば緩衝材に気を配るなど、慎重を要する必要があります。

その点、買取業者であれば、発送指示を守りさえすれば意外にアバウトで大丈夫な場合があります。

フリマサイトでの販売価格が1,000円未満でしか売れそうもない商品

やはりコストパフォーマンスは大事ですね。
本などは、まとめて買取店に持ち込めば、あっという間に現金化できます。

個人間でのやり取りが不安

個人ユーザー相手のコミュニケーションは最低限必要になってきます。
受取確認や評価がされなかったり、あとからクレームが来たりといったことにストレスを感じるようであれば、買取におまかせしたほうがよいでしょう。

売りたいものが大量にある

同種類の大量のものを1点1点出品することはとても根気がいります。
買取はまとめて売ると、ある程度の収入を迅速に得られる場合が多いです。

実際にメルカリで売れたもの

今回片付けした中で、実際にメルカリに出品して売れたものをご紹介します。

  • フィルム一眼レフカメラ(1台)
  • フィルムコンパクトカメラ(1台)
  • デジタルコンパクトカメラ(2台)
  • 交換レンズ(2本)
  • iPad(1台)
  • Appleペンシル(1本)
  • Androidタブレット(1台)
  • NASサーバー(1台)
  • Wifiルーター(1台)
  • 電子辞書(1台)
  • アナログ腕時計(2本)
  • Web会議用コンデンサマイク(1本)
  • Web会議用カメラ(1台)
  • パソコン用ワイヤレスキーボード(3台)
  • カラーガイド(5冊)
  • 色鉛筆(1セット)
  • 展示会カタログ(2冊)
  • 書籍(4冊)
  • 参考書(7冊)
  • CD(14枚)
  • CD20枚セット(1点)

早いものであれば出品して30分以内に売れたものもありますし、数カ月かかったものもありますが、最終的にすべて「売り切れ」ました。需要さえあれば、意外に売れるものですよ。

もちろん、購入いただいたお客様とは丁寧なメッセージのやり取り、迅速丁寧な発送を心がけることが必須です。いただく評価も大切です。

実際に買取に出したもの

  • レコード(LP約100枚)
  • 本(約100冊、文庫本・単行本・新書・参考書・コミック・地図など)

レコード

アナログレコードは若い人の間でブームになっているため、業者に買い取ってもらうよりもフリマサイトで1枚づつ出品したほうが高くなる場合が多いのです。
しかし、盤面の傷や反り、ジャケットの劣化具合などの品質を客観的に保証できないため、発送後にトラブルになる不安があります。

また、一枚のみを送る場合は、発送中の割れや破損にも注意が必要なため、専用の資材を用意するなど意外に大変です。

今回は枚数が100枚以上と大量だったこと、一枚ずつ検品をして発送するのに手間やコストがかかりすぎるため、レコード専門の買取業者にまとめて発送しました。

アナログレコード

ジャズの名盤がほとんどでしたので『ディスクユニオン』に買い取ってもらいました。発送から見積り〜買取金額振込まで2週間くらいだったと思います。

肝心の買取金額は、最低20円で、最高3,000円、およそ100枚の買取で合計金額は約45,000円でしたので、一枚あたり約450円ということになります。
オリジナル版や稀少版であれば驚くほどの価格になりますが、そんなレコードは持っていませんでした。

なお、帯やライナーノート(日本語の開設)の有り無しで見積価格はかなり変わります。

ちなみに3,000円の買取価格がついたのは、レッド・ツェッペリンの『PRESENCE』というアルバムで、UKオリジナル版です。(状態はあまり良くなかったにも関わらず、です)

仮にメルカリで一枚ずつ出品して長期間かけて売り切ったとすると、合計販売価格はその3倍程度にはなっていたと予想されます。このあたりをどう考えるかですね。

『メルカリ』で1,000円以下の販売価格でしか売れそうもないものは、すべてブックオフのネット宅配買取サービスを利用しました。

Kindle読書に切り替えて以来、あまり新刊書を購入することはなかったのです。

とはいえ、いつか読むだろうと思ってなかなか捨てられなかった本Kindle本として販売されていない中古本なども時々購入していたため、そこそこの点数がありました。

買取価格は信じられないほど安かったのですが、小遣い程度にはなったので捨てるよりはマシだと思います。

また、仕事で資料として使っていた大型本が20〜30冊ありました。
メルカリで仮に売れたとしても、梱包や配送料のことを考えると二の足を踏んでしまうので、デザイン関連書籍専門の買取店に見積もってもらいました。

結果、ほぼ値段がつかない状態でした(泣)。ほとんど需要が無い!
これはゴミとして捨てることになりました。

そんなこんなで、売れるものはメルカリと買取で処分できた感じです。
あとは、古銭、家人の着物(和服)や貴金属製品などが残るのみ。
これはそのうちに、IKKOさんの『買取大吉』にお願いしようかなあ、などと考えています。

まとめ

  • ものを捨てる前に、それが売れるのかどうかを調べてみる
  • 売る場合は「買取」と「フリマサイト」のどちらかにするかを考える
  • 「フリマサイト」は販売価格と実際に受け取れる収入の違いを理解する。
  • 「フリマサイト」で売れそうもないものは「買取」にする。
  • 「買取」の価格は「フリマサイト」より安い場合がほとんど
  • 大量のものを売りたいのであれば、「買取」のほうが圧倒的に便利。
  • どちらも売れなさそうな商品は思い切って捨てる
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